FF11プレイ日記。Carbuncleでプレイしていました。
メインは詩人ですが、いろいろなジョブやってます。
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老人の話
仕事爆忙に入りましたヽ(;´д`)ノ
今週平日は絶望です(´・ω・`)

みんな、私を忘れてないでね……

誤爆王として覚えててもいいから(●´―`●)




久しぶりにサンドリア港で釣り糸を垂れていたケンタウルス。

「ふうむ・・・あの兄弟のおかげで堀ブナもなかなか釣れないな・・・」

と、愚痴りながら港区の競売に向かう。

「さてと。スピカに久しぶりに魚を送っておくか・・・スピカスピカ」

その刹那、背後にすごい殺気を感じた。ケンタウルスも一応冒険者である。殺気には敏感だ。
振り向いてみると、そこには一人のエルヴァーン老人が鋭い眼光を投げかけていた。

・・・???

「おぬし・・・今しがた スピカ と言ったな?」
「はあ・・・スピカちゃんがどうかしまし――――」
「斬る!」
その瞬間目にもとまらぬ早さで老人は剣を抜いて、ケンタウルスののど元に突き立てた。

「うひゃああああ、なんすかいったいーーー」
「その好色そうな面構え、軽薄な物言い・・・おぬし、わしの孫を手込めにしたのであろう!! 成敗してくれる! ちぇすとぉぉぉぉ」

しかし、その切っ先をケンタウルスはひょいとよけた。

「うぬ・・面に似合わずなかなかの身のこなしのようだが、わしの孫を」
「ちょっと待ってくださいよ、なんかの間違いではないんすか。スピカちゃんは知り合いだけど、そんな関係じゃないすよ――――」
「孫がサンドリアからいなくなって早、一年・・お主がどこかに監禁でもしているのであろうが」
「んなことはないですよ――――、スピカちゃんはウィンダスで自由に暮らしてますよ――――」
「・・・ウィンダス?」
老人の凍てつくまなざしがゆるむ。
「そうですよ。スピカちゃんはウィンダスで鮮魚商をしているんす」
「そのスピカなるものはエルヴァーンの娘か?」
「ええ、エルヴァーンですよ」
「とびきり美しいか?」
「ええ、そりゃもう・・・(尻尾はないから興味ないけど)」
「斬る!!」
「いやだから、そんなんじゃなくて――――」
「ではどうだというのだ!!」
「ですから、話を聞いてください、ご老体。スピカちゃんは私と契約している鮮魚商なんですよ。だから、今日の釣果を送ろうとしていただけです」
「ふむ・・・あのスピカが・・・商いをしているというのか?」
「いや、ご老体の孫かどうかは知りませんが」
「名前の綴りを教えてもらおう」

ケンタウルスは宅配業者に出そうとしていた伝票を見せた。

「うぬ・・・スピカじゃ・・・わしの孫に違いない・・」
「ではなぜ彼女はウィンダスに? 生まれはここと聞いてはいましたが・・・」
「ふうむ・・・そなた、なにも聞いておらぬのか」
「はあ・・あれは半年ほど前のことです。私には養子にしているタルタルがいて、私の釣果を預けていたのですが、寄宿舎の管理人から生臭いとクレームが入ってしまって途方に暮れていたのです。そのときに、私があずかりましょうか? と言ってくれたのがスピカさんなんです」
「ふうむ」
「なんだかわけありな感じだったのでそれ以上は何も聞いてはいません。保管管理費用として月に1000Gほしいということなので契約して、それ以降私の契約商人ということになっているのです」
「なるほど・・・にわかに信じがたいが・・・」
「どうです、ご老体。なにか事情があると察しますので、我が家でゆっくり話を」
「ほう、そのほう、軽薄そうな輩にしてはなかなか老人を敬う術を心得ておるな」
「いやいや、お褒めの言葉痛み入ります」

ケンタウルスはその老人をカシオペアが待つ我が家へ案内したのであった。

「おかえりなさい・・あらお客様?」
「ん、ちょっとそこで知り合いの知り合いに会ってな。たぶんだけど」
「拙者はエンジェルダスターと申す。・・・ほう、これは美しい細君。かような女性をめとっておられるのなら、そなたがわしの孫に手を出すこともなかろう・・」
「孫に手を出す??? あーなーたー!!! またすりすり相手を増やしたんですかぁぁぁぁ」
と、なにやらまた呪文をとなえはじめるカシオペア。
「ちょっとまてまてー、この方はエルヴァーンで、だからその孫はエルヴァーンだから尻尾はないに決まってるだろうがーーー」
「ハッ。なるほど失礼しました・・・」

「なかなか顔に似合わぬ気性の激しさじゃな・・心労、お察しする」
老人はそれまでとは少し口調を変えて小声でケンタウルスにささやく。
「はぁ・・まあいろいろとヽ(;´д`)ノ」

とりあえず居間で話を聞くことになった。
「で、どうしてスピカちゃんはサンドリアから出ていってしまったのですか?」
「ふむ・・・しかとはわからぬ。だが・・・わしが厳しくしすぎたのが悪かったのかもしれぬ」
「なるほど・・・彼女は自由奔放な性格ですからね」
「ううむ・・・だが、わしの倅が残した一粒種。ゆくゆくは我が家を継いでもらわねばならぬと思って厳しくしつけすぎたのが仇となったのか・・・ある日、いなくなってしまったのじゃ」
「なるほど。ご老体、彼女はウィンダスで元気でいますよ。ここ最近はあまり釣りをしていなかったので会ってはいなかったのですが、つい最近ウィンダスに移籍したので――――」
その瞬間、老人とカシオペアが同時に立ち上がった。
「斬る!!!」
「あーなーたー!!!」
「サンドリアを裏切ったのかお主!!!」
「そんなにすりすりしたいんですかぁぁぁぁ」

「ちょちょちょちょっと落ち着いて。ね、ね、ね」

「なぜウィンダスへ籍を移したのか伺おう」
「・・・私はこの世界の秘密が知りたいのです。ですからサンドリアとバストゥークの過去と現在のことは勉強しました。国王陛下にも謁見してお言葉もいただいております」
「ほう」
「そこに掛かっているサンドリア王国旗。それは陛下からじきじきに賜ったものです」
そう言うとケンタウルスは視線を壁へ投げかけた。

「おお・・・これは騎士団の団員でもなかなか手にすることができぬ国章・・うん? こちらのものはバストゥークの国旗ではないか?」
「それは大統領閣下からいただきました」
「ふむ・・・おぬし・・・そして今ウィンダスに移籍とは・・・草(*1)なのか」
老人はいい方向に勘違いしてくれたのでケンタウルスも図に乗ってみた。
「・・・そういうことは申し上げられません・・・」
「おお、そうか、そうであろうな。失礼した」
「私はこの世界の歴史が知りたいのです。そのために各国の中枢に」
「そなた・・・先の大戦の話は知っておるのか」
「知っているもなにも、私と妻の両親は先の戦いで命を落としました」
「そうか・・そうであったのか」
「ご老体は?」
「知っているもなにも、私はあのとき、奴らと剣を合わせておったのだ・・・このような老人の話、聞いていておもしろいか?」
「私は市井の人々の話も興味があります。中枢にある歴史はいわば大きな歴史。しかし、それはいくつもの市井の人々の歴史の積み重ねですから」
「ほう・・・そなた面ににあわぬことを言うのお」
「本当ですわ」
「おまえが同意するな」

「わしには友がいた・・・奴はわしの3倍も生きていたのだが・・・タブナジアへ行って帰ってこなかったのだ・・・」
「3倍? ということはガルカ?」
「そうじゃ。あれは奴がタブナジアへ行く前の日じゃった・・・」
そういうと老人は中空に視線を泳がせた。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「エンジェルダスター!!! また死に損なったのか」
「なにを言う、この禿ガルカが!!! う・・おぬし、その傷は?」
「たいしたことはない・・・」
「そんなことはなかろう、少しは養生しろ」
「いや、そうも言ってはおれぬ。タブナジアでな、5か国の首脳が集まって会議をするらしいのだ。その警護に抜擢されている」
「なに!! そのような晴れ舞台が――」
「まあ、腕の差だな。お主は祖国を守っておいてくれ」
「腕は・・おぬしりは劣るかもしれんが、私とて十分役に立つはずだ!」
「まあ、まて・・タブナジアは・・・我が故国・・・クゾックに近いからな・・・」
「それにしてもその傷では――」
「ここにいても、俺は・・・消える」
「ん?消える?・・・もしやお前」
「そうだ。転生の時が近づいている。それもかなり近くにな。ここにいても俺の剣の腕は役に立たぬ。戦いに赴いてこそ役に立つというものよ。どちらにしても俺という体はこの世から去ることになる。ならば、できるだけ故国に近くいたくもあろう?」
「・・・それは定めなのか」
「ガルカのな。だからせめて、残り少ない時間を剣に使いたいのだよ」
「わかった・・・今度お前の姿を見ることはないのだろうな・・・」
「さあな。つまらぬ感傷なぞ捨てろよ。生きとし生ける者、いつか必ず無に帰るのだ。私はもう十分に生きた。あとはお前に託す」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「そう言われて見送ったのが最後じゃった・・・」
「そのガルカ殿は戻っては?」
「・・・こなかった」

沈黙が部屋を包んだ。

「あの無類の剣士、ガクルックスは戻ってはこなかったのじゃよ・・・」
(??? ガクルックス???)
「ご老体、その剣士の名前はガクルックスという禿ガルカだったのですね」
「そうじゃ」
「・・・」

「さてと、少し長居をしてしまったかな。お主の細君が入れるサンドリアティーは絶品だった。礼を申す」
「いえ、そんな。いつでもお立ち寄りくださいませ。どうせこの人はウィンダスですりすりしてるんですから」
「ふむ、そうだ、お主にも頼みがある。ウィンダスでスピカと会ったときには・・爺が心配している、と伝えておいてくれぬか」
「わかりました」
「商いはサンドリアでもできるであろう。そなたの仕事の邪魔はせぬ」
「心得ております」
「さてと・・・わしも久しぶりに魚釣りでもしてみようかの」

そう言って、老エルヴァーンはケンタウルス家を辞去した。

・・・ガクルックス・・・禿ガルカ・・・

そのとき、ケンタウルスの脳裏に浮かんでいたのは親友の名前と面構えだった。(続く)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*1……隠語でスパイのこと。
| 〔Original Story〕 | 21:25 | comments(2) | trackbacks(0)
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コメント
 新展開ですね。
 少しまじめにレスつけさせていただきますと、まず文中に顔マークはやめましょう。
 そういうノリでいくのなら、かまいませんがそれならとことん利用した方がよいかと。
 それから、情景描写をもう少しだけ入れてみてはいかがでしょうか?
 せめてキャラクターの容姿描写でも。
 それで、ぐっとイメージが変わりますので。
| Acalanatha | 2004/07/02 5:17 PM |
ありがとうございます〜
顔文字はどうしようか迷ったんですけど、やっぱそうですかねー。
情景描写あたりは今度のリライトで入れてみます。
| Centaurus | 2004/07/02 6:03 PM |
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