FF11プレイ日記。Carbuncleでプレイしていました。
メインは詩人ですが、いろいろなジョブやってます。
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友の遺言
仕事多忙のため午前様。フレやLSに挨拶だけして20分ほどでログアウト。




だけではなんなので、LS向けに書いた駄文を転載。
私は倉庫キャラにも設定らしきものを考えていて、Centaurus(メインキャラ)との関係とか、ストーリーなどをおぼろげながら夢想していたのですが、その中で作ったお話です。

出てくるキャラ……

Centaurus(ヒューム男)……メインキャラ
Casiopeia(ヒューム女)……サンドリアの倉庫キャラ(メインの奥さんという設定)
Acrux(ガルカ)……サンド→ジュノの倉庫キャラ(メインの親友)





それは突然届いた「遺書」だった。

ケンタウルスがウィンダスに移籍してようやくジュノ領事館に赴任できるようになったころ。ジュノ居住区にそれは届いていた。親友であるアクルックスからの手紙だった。

「女たらしでぐーたらなケンタウルスへ
冒険者養成学校でおめえと知り合いになれて本当に楽しかったぜ。サンドリアで商売をしていたがやっぱりジュノに行きたくてな。おめえと一緒にいく約束だったが……。
もっとも、ベテランのおめえと違って俺は街の外には一歩も出たことがないからな、噂に聞くジャグナー森林あたりでおだぶつになるかもしれねえ。
もしもおめえが俺の死体を見つけたら埋めてやってくれや。
奇跡が起こってジュノにたどり着けたら、一杯おごってくれ。
それからあまりカシオペアちゃんを寂しがらせちゃいかんぞ。
それじゃな。
嘘が下手で誠実なアクルックスより」

目を通したケンタウルスは上層のチョコボ屋に飛び込み、バタリアを走り出した。
「アクルックス! どこにいる! このクソ忌々しい禿ガルカめ!」

バタリアを通り抜けジャグナー森林をくまなく探し回る。仕事をほったらかしにして、ラテーヌ高原の裂け目の端まで探す……ホラの寺院の向こうに陽が落ちていく。

ケンタウルスは「クソ忌々しい禿ガルカ」と出会った頃を思い出していた。
ヒュームとガルカは一般的に仲が悪いと言われている。
が、それはバストゥーク生まれの両者であって、サンドリア出身者にはそれほどの怨恨はない。しかも冒険者になりたいという共通の目的を持っていたせいで、二人は仲良くなった。

「なあ、おめえは冒険者になったらどうするんだ?」
「そうだな、やはりジュノには行きたいな。なんせヴァナ・ディールの中心だし」
「ああ、俺もそうさ。ジュノにいかなきゃ何もはじまらねぇ」
「どうだ、俺と一緒に行くか?」
「いいとも、おめえ、俺の足引っ張るなよ」
「お前こそな」

口は悪いが気持ちは通っていた二人だが、ある日アクルックスは入院した。その巨体のためにぎっくり腰になってしまったのだ。

「お前、どうせガルガンソーセージを食い過ぎたんじゃないか?」
「ばか言うな、俺はシーフだから当然ピピラの塩焼きに決まってんじゃねえか……まあ、このナリだ。どうもジュノには一緒にいけねえようだ」
「……アクルックス」
「おめえが一人でおっちぬのはかまわんが、俺が足をひっぱっておめえが死んだら、おちおち転生もできやしねえからな。カシオペアちゃんに恨まれるのはもっとイヤだし。ま、サンドリアで商売でもするさ。……一緒にジュノに行けなくてすまんな……」
「早く治せよ、ダイエットしろよ、このクソガルカめ!」
「まあ、そういうなよ……」

結局アクルックスを見つけることはできなかった。サンドリアからジュノへ至る道を使うときはいつも探していたし、そのあたりを歩いている冒険者にも聞いてみたのだが、そのようなガルカは知らない、といつも答えは返ってきていた。
やがて半年が過ぎた。

「いつものヤツ、頼むよ」
「はいよ」
ジュノ下層の詩人酒場である。普段からにぎやかな詩人たちがメロディーを競っており、それが不思議なハーモニーをかもし出していた。ケンタウルスは一日の疲労をオポオポ酒でいやしていた。

「ふぅ〜」
ほどよく酔っていたので、「なんか大きなヤツが横に座った」とは感じていたがあまり気にしなかった。しかし続いて懐かしい声が聞こえてきた。

「おやじ! となりのヤツと同じモンくれや。払いもこいつにツケといてくれ」
なんだ? と思って見上げてみたら……アクルックスだった。

「あ? あああ? あー!!!」
「なんだお前? しゃべれんようになったのか? それともヒュームではそういうのが流行ってんのか?」
「あああ、アクルックス! お前、生きていやがったのかよ! それならそうとなんで早く連絡してくれないんだ!」
「んあ? ちゃんと便りは出したんだが、おめえバストゥークに移籍したろう? さすがにその住所まではわからなくてな。いや、ジュノで何度かは姿は見てたんだ。でもいつもおめえは忙しそうに走り回ってたからな。ジュノの民のための仕事かもしれんから、声はかけられなかったってわけさ」
「いったいいつジュノに?」
「まあ、地図があったし新米といってもレーダーも絶対回避も使えるからな。2日で到着したぜ」
「まったく、このクソ忌々しい禿ガルカめ! いったいどれほど心配したと思ってるんだ!」
「まあ、そう怒るなよ。正直すまんかった。ま、ところで話しなんだが……」

そういうとオポオポ酒を一気に飲み干した。まさに鯨飲とはこのことだ。

「おめえもいっぱしの冒険者になったみてーだし、お宝を金に換える必要もあるだろう。どうだ、俺がジュノで取引してやるってのは? むろん手数料はいただくぜ」
「……商売はうまくいってるのか?」
「ま、それなりだな。最近はお上の規制が厳しくて競売手数料やら関税が高いから取り扱い量を増やすしかねーのさ」
「ふうむ……お前が"営業"するとは思わなかったぜ。まあいいや、まかせよう」

実際、三国よりもジュノで売るほうが高く売れる。なのでそろそろ仲買人がほしいなと思っていたところなのだ。入手する宝も高価なものが増えてきた。信頼できるヤツ……アクルックスなら文句はない。

「よし、商談成立だな」
「ところで……」
「んむ?」

ケンタウルスは革袋から一巻きの羊皮紙を取り出した。

「じゃあ、これはもう必要がないな。お前に返す」

それはあの日不意に届いた遺書だった。

「おめえ、ずっとこれを持ってたのか……」

そういうとアクルックスは天井を見上げた。

「なんだ……目から水がこぼれてるぞ」
「うるせー……ちとつまみに入ってたカザムがらしが効いただけだ、きにすんな」
「……たしかに、嘘は下手だな、お前は……」

それから二人は夜明けまで飲んだくれた。
| 〔Original Story〕 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0)
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